医師

高齢になると身体のいろいろな所に不調が出てきます。自宅で生活されている方はかかりつけ医に、病院に入院されている方はその病院の主治医に、病気の治療や経過観察をしてもらっているでしょう。今まで受けていたそれらの医療が老人保健施設に入ってからも受けられるのかは、とても大きな問題だと思います。
まず病気や障害をお持ちでも、入院などの積極的治療は必要なく、内服程度で病状が落ち着いていることが老人保健施設入所の前提となります。
入所されている間は施設の主治医が適宜、回診やお薬の処方をし、みなさんの健康管理をしていきます。体調に異常がみられるときは、回診以外でもご様子をみにうかがったり、ご家族に病状の説明をしたり、状態によっては看護師に検査や処置の指示を出したりします。
ただ、老人保健施設は病院ではありませんので、ご提供できる医療には限度があります。検査が頻繁に必要であったり、入院治療が必要な病状である場合は、協力医療機関に治療をお願いすることになります。
医師がお部屋に顔を出したときは、身体の具合、お薬のこと等不安に思われていることをお話して下さい。少しでも心配ごとが減らせるよう、お手伝いします。