理学/作業療法士

理学療法士：ＰＴ（Physical Therapist）とは、ケガや病気などでからだに障害のある人に対して、運動と機械を使って運動し、生活の中で自分で出来ることが少しでも増やせるようにお手伝いする職業です。
実際に使っているベッドで寝返り、起き上がり、立ち上がりの練習や、廊下で歩くこと、車椅子をこぐこと、杖などの道具の使い方の練習をしたり、体が硬くならないよう手足を動かしたり、全身の力が落ちないよう機材等を使用して筋肉を鍛えたりと、その方に合った場面や方法で行っています。
そして他職種（医者、看護師、相談員、介護士、ケアマネージャー等）と関わりながら、日常生活の自立を目指します。

作業療法士(Occupational Therapist / OT)とは、けがや病気などで食事やトイレ、服の脱ぎ着など生活するために行う動作が難しくなった人に対して、使う道具や動き方を工夫し、できることを増やせるようお手伝いをしています。ひとつの方法にとらわれず、様々な方法を考え、その人に合った行い方を一緒に見つけていきます。また、実際に行う動作の練習以外にも、動作に関連した動きを練習できるよう輪投げや玉入れなどの作業活動を使って行うこともあります。
年をとると、体だけでなく脳の働きも低下します。学習課題（計算、ことわざ、漢字など）やゲームなどの作業活動を提供し、「頭の体操」を行うことで脳の働きが低下しないよう関わっています。
また、充実した時間を過ごすことができるように、書道やカレンダー作成などを企画しています。